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フリーコンサルが案件を紹介してもらえない時ってどんな時？エージェント視点で解説

投稿：2021-08-17 更新：2022-01-31

たくさんフリーコンサルエージェントに登録しているのに、なぜか案件を紹介してもらえない…とお困りの方もいらっしゃるかと思います。今回はそんな方のために、案件を紹介してもらえない理由をエージェント視点で解説します。

1.報酬単価が高すぎる

非常にシンプルではありますが、報酬単価が高すぎて、案件をご紹介できないことは意外と頻繁にあります。報酬設定についてはその人の出身ファーム・ランク・経験と各案件ごとの予算に応じた決定します。案件をご紹介できない時には、その人の希望報酬にあった案件がない場合、あるいは、その人の報酬が市場（他のコンサルタントと比較して）で高すぎる時です。高額報酬の案件がない場合には時間を空けたら入ってくる可能性はありますが、市場相場と大きく乖離している場合には希望報酬を下げた方が良いでしょう。

2. エッジが立っていない

満遍なくプロジェクトを経験されているが故に、エッジが立っておらず、案件をご紹介できないこともあります。所謂、「なんでもできる人」とは、特化したコンサルの方と比較した場合には、特定の領域で深く経験と知見を持っている方が優先されてしまう場合が多くあります。
エージェントとしても「この人はDXのプロフェッショナルなんです！」と紹介したいところですので、「一つや二つだけDXのプロジェクトを担当されてます…」だと中々紹介しにくく、クライアントとして発注しにくい現実があります。

ですので、これまでの経験の中でもどのような領域、業界、案件に強みを持っているのか。予めエージェントにアピールしたり、職務経歴書の内容をアップデートするのも一つの手かと思います。

3.専門外の案件を希望している

ご自身の専門外の案件を希望しているが故に、案件が見つかりにくいパターンもあります。例えば、業務系のプロジェクトをやってきたけれど、戦略の案件をやりたい…という方もいらっしゃいますが、この場合は中々案件が決まらない場合もあります。これまたクライアントの立場に考えると分かりやすいのですが、クライアントとしてはやはりその道のプロフェッショナルに発注をしたいわけです。そのように考えると、該当の案件の経験がない案件にジョインすることはかなり難しいと言えるでしょう。

4.稼働率が低すぎる

高い稼働率を求められるフリーコンサル案件が多い中、低稼働率だと中々案件が見つからないこともあります。Personaで募集がある案件の7~8割程度は稼働率100%の案件であり、これはフリーコンサル市場全体でも同様の分布かと思います。稼働率100%の方でも案件が決まらないことはある中で、希少な低稼働案件を決めるのは中々難しいとも言えます。

その時々で募集中の案件は異なるものの、40%以下の案件はかなり少なく、低稼働の案件の中でも40%~60%であればかなり案件の選択肢が広がるかなという印象です。

5.NG企業が多すぎる

自由に案件・クライアント企業を選ぶことができることがフリーコンサルの魅力ではありますが、あまりにも依頼をNGの企業を増やしすぎるとご紹介できない場合があります。通常であれば、NG企業は、自分の古巣や過去のクライアント、あるいは知り合いの会社くらいかと思います。それ以上に、NG企業が多いとご紹介できる先が少なくなりますし、加えて、「なぜこんなにもNGが多いのだろう」とエージェント側としてもご紹介にあたり足踏みをしてしまう本音もあります。

6.なんとなくやばそうと思われている。リファラルNGになっている。

ご面談の際に、「この人に案件を紹介するとうちのレピュテーションに関わるな…」と判断されてしまった場合です。ご面談時には、社会人としてのマナーやコミュニケーション力を面接しています。スキル以上に見られているポイントかもしれません。
例えば、以下のようなコメントが目立つと、ご紹介にあたり足踏みをするエージェントは多いかもしれません。
（例：実は現在200%稼働だけどもう50%増やしたい、XXの企業はNGになっている…等々）

7.たまたまマッチする案件がない

最後は本当にどうしようもないパターンですが、本当にマッチする案件がない場合です。優秀な方だな、お仕事を紹介したいなと思っても、本当にたまたまマッチする案件がない場合もあります。こればかりは運によるところもありますので、辛抱強く待ち続けるのが吉かと思います。

以上が、フリーコンサルがエージェントから案件を中々紹介してもらえない理由でした。もちろんこれはケースバイケースであり、これらの理由以外で紹介してもらえない場合もあるかと思います。これらの理由のいくつか、例えば報酬や専門外の希望、稼働率はご自身で調整ができる事項だと思いますので、お心あたりのある方は微調整いただくのもよい選択肢かもしれません。